全日本ロードレース選手権は1967年にスタートした国内二輪ロードレースの最高峰。世界選手権が世界のトップライダーたちのレースであるのに対し、全日本は日本最速のライダーを決める大会であり、ここから多くのライダーが世界に進出しています。「JSB1000クラス」は、そのトップクラスに位置づけられます。2009年は、YSP Racing Teamの中須賀克行選手に注目が集まりました。中須賀選手は、2008年、参戦4年目で自身初の年間チャンピオンを獲得し、翌2009年には2連覇を達成。そして2010年も「YZF-R1」で参戦し、過去、平忠彦、藤原儀彦がヤマハで達成した全日本最高峰の3連覇に挑んでいます。
スーパースポーツモデルYZF-R1をレース仕様に改造したマシンで活躍する中須賀選手ですが、実は別のマシンでもサーキット施設内を走ります。
そのマシンはシグナスX SR (FI)。中須賀選手のシグナスXはそのシーズンで使用したYZF-R1と同じカラーリングです。そのカラーリングはホワイト、レッド、ブラックを基調とした力強い印象で、ヘッドライトが一層鋭くなって見えます。また、フェンダーにもカラーリングが施されていたりと、とてもスポーティーです。
レースの期間中、シグナスXはパドックに置いてあり、中須賀選手がいつでも乗れるようにしています。パドックの裏は観戦に訪れたお客さんが頻繁に通るほか、タイヤをピットに運ぶレース関係者などで、人の往来が激しい場所です。そんな場所では125ccならではの取り回しの易さが威力を発揮します。また、サーキット施設内には坂道がつきもの。コースの下をくぐる道があるなんてことは珍しくありません。そこでも、シグナスXは軽快な走りで、中須賀選手をサポートします。



