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ヤマハ発動機株式会社 日本

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ロッドの選択について

実際のカジキに役立つワンポイントアドバイスです。

ストレートバットとカーブバットの選択について

カジキ釣りに使われるロッド(竿)は、他の釣りと同様にストレートタイプのロッドが多く使われていますが、ツナロッドとも呼ばれている、バット部がカーブしたロッドも、一部のアングラーには使われています。ここではストレートバットとカーブバットの、それぞれの効果について考えてみたいと思います。


カジキという強大な力を持つ相手とやり取りする時に必要な強度を保つため、多くのロッドのバット部はアルミ製となっています。その形状は二つのタイプがあり、そのうちのひとつが多くのロッドと同様のストレートバット。もう一方がカーブバットと呼ばれるもので、その名前通りロッドが曲がっており、ホルダーに差し込むとストレートバットの場合より水平に近いポジションになります。また、カーブバットは別名『ツナロッド』とも呼ばれ、大型のマグロ釣りのためのロッドとも思われています。
ではなぜマグロ釣りのロッドは曲がっているのでしょうか? ヒントはマグロの習性にあります。マグロはヒットすると一気に下へ下へと潜ろうとします。50kgクラスのマグロのファイトが150kgクラスのカジキに匹敵すると言われる訳は、この潜る習性によるものです。ですからマグロ釣りには下に潜ることを止めさせて引き揚げる力が必要となり、まさにカーブバットはこの引き揚げる力に効果を発揮するロッドなのです。

● カーブバットの力学的な利点

ストレートバット
カーブバット

カーブバットはストレートバットに比べ、力学的に30%以上も効率よくファイトすることができる

ではカジキ釣りに使うカーブバットは、マグロ釣りと同じように効果を発揮するのでしょうか。 まずはポンピングを考えてみましょう。カーブとストレートで最も差が表れるのはストローク幅といえるでしょう。ストレートバットは前後方向のストローク幅が大きく、カーブバットは上下方向のストローク幅が大きくなります。カーブバットが『潜る』マグロに対して有効なりますが、水面を遠くに逃げようとするカジキ類に対してはストレートバットのほうが効果的といえるでしょう。
しかし、別の見方をすれば、同じ力でポンピングをした場合には、梃子(テコ)の原理でカーブバットの方が30%以上大きい力を発揮するという利点があります。つまりストレートバットよりもカーブバットの方が楽にファイトできるのです。 このメリットを考えれば、大物カジキを狙うアングラーや自分を非力だと思う釣り人はツナロッドという呼び方にこだわらず、もっと積極的にカーブバットを使ってもいいかと思います。

ストレートバットからカーブバットに変えて、ファイティングチェアのジンバルに差し込むとストレートバットとカーブバットではリールの位置が大きく異なることに気付きます。ハーネスの位置を変えるだけでいいのですが、バットを取り替える毎にハーネスを調整していると大切なターゲットを逃してしまう可能性がありますから、カーブバットを使う場合はロッドをすべてカーブバットで統一するか、<フリップアップジンバル>という二口(長短が使い分けられる)タイプのジンバルがありますので、これを利用してリールの位置をほぼ同じに保つようにします。


バスケットハーネス

ストライキング・ロッドホルダーを使えば上の写真のようにホルダーが動くため、大物がヒットした時でも楽に抜くことができる

最近ではロッドを差したまま前後にスイングさせられるストライキングロッドホルダーを艤装するボートが増えてきました。このストライキングロッドホルダーはカジキがチェースして、しかもなかなかヒットしない時にはロッドを差したままあおり、ルアーにアクションを加えることができます。外道がヒットした時や藻が絡まった時もポンピングで寄せることができ、特に大物がヒットした時は、固定式より楽にロッドを抜くことができます。
ただ、目的の対象魚がヒットした場合、このホルダーに差したままファイトするとIGFAルールでは失格になるので注意しましょう。


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